今から30年程前、昭和から平成に変わったばかりで、巷では、Winkの「愛が止まらない」や爆風スランプの「Runner」が流行っていた頃、
当時20代後半で、あまり貯金はありませんでしたが、世はバブルの絶頂期、株で儲けた泡銭で、友人と初めて海外へ旅行しました。それも、ハワイやグアムとか当時の定番ではなく、いきなりトルコです(笑)。
元々は、ギリシャの古代遺跡でも見たいと思っていたのですが、生憎ギリシャのツアーに空きがなく、旅行会社から代わりにトルコを勧められました。トルコと言ってもイスタンブールの地名程度しか知らなかったのですが、地理的にギリシャに近いし、まぁいいか、という軽いノリで決めました(以後、海外旅行にハマることに…)。
当時の「旅のしおり」や写真等を参考にして、30年振りに旅を振り返ってみようと思います 。
I
トルコ周遊とカッパドキア10日間(ユーラシア旅行社)
平成元年4月28日(金)~5月7日(日)
旅の概要ですが、①ビザンチン・オスマン帝国の都イスタンブール、②ダーダネルス海峡に面した港町チャナッカレ・古代都市トロイ遺跡、③ペルガモン王国として栄えたベルガマ遺跡、④ギリシャ・ローマ時代の大規模な都市遺跡のあるエフェス遺跡、⑤石灰棚が有名なパムッカレ、⑥セルジューク朝の古都コンヤ、⑦奇岩の絶景スポットや地下都市のあるカッパドキア、⑧現在の首都アンカラの順に回った後、①イスタンブールに戻りました。
[1日目]
東京20:00発 東ドイツ(インターフルック)航空 IF9379便で、モスクワ経由、東ベルリンへ。
当時は、東西ドイツが統一される前、東ドイツとは妙に懐かしい…。
[2日目]
東ベルリン03:55着
東ベルリン05:55発
今のようにトルコへの直行便が無い時代、トランジットの際、空港で迷子になりかけ、危うく乗り遅れそうになった事を覚えている。
イスタンブールに09:45到着。
イスタンブール
イスタンブール旧市街。意外と近代的。庄野真代「飛んでイスタンブール」に出てくる「光る砂漠」など何処にもないが(笑)、所々に、歴史を感じさせる建造物が残っている。
ブルーモスク。ツアー最終日に観光予定。
旧市街中心部のガラタ橋近く。
城壁の残りか?
昼食のレストラン。
昼食後は、ダーダネルス海峡をフェリーで渡って、港町チャナッカレへ。
地元の子供達。
チャナッカレに到着。
宿泊先のホテル(アナファルタラール・ホテル)では、 バスタブなしのシャワーのみで、お湯が出ない。トイレの鍵もなかなか開かないし、紙も流れない。ある程度、予想していたとは言え、いきなり、現地の洗礼を受ける。
[3日目]
トロイ遺跡
早朝、「トロイの木馬伝説」で知られるトロイ遺跡へ。
19世紀にシュリーマンにより、伝説上の都市ではなく、実在していた都市であることが発見された、全部で9層(第1市〜第9市)にもわたる都市遺跡。
遺跡の入口付近には、トロイの木馬が復元されており、内部に入って遺跡を眺めることができる。
東の塔と城壁。第6市(紀元前1900〜1300年)のものらしい。
同じく第6市の遺跡。
第1市(紀元前3000〜2600年)の遺跡。トロイ遺跡では最古の時代のもので、かなり風化しており、何だか良く分からない。
聖域。第8市(紀元前800〜350年)の遺跡。生贄の儀式に使われたらしく、井戸と祭壇が並んで残っている。
オデオン。第9市(紀元前350〜西暦400年)。小劇場が保存状態良く残っている。
トロイ遺跡見学後は、エーゲ海沿いを南下して、ベルガマ遺跡、エフェス遺跡を見学へ(続く)。
コメント
初コメント失礼します。
30年前の写真が残っているなんて…羨ましい限りです。トロイ遺跡の迫力には驚かされました!
不安を持たずトルコ旅行ができる時代が早く来ることを願うばかりです!!
shesさん、コメントありがとうございます。海外で初めて見た遺跡がトロイだったので、かなり興奮して、写真を撮りまくった事を覚えています。これからも紹介していきますが、トルコは、見所満載で、とても良かったです!