約1年振りの北海道、前回は本土最東端の納沙布岬を訪ねましたが、今回目指すは、本土最北端の地宗谷岬です。
紋別からオホーツク海沿岸を北上して、白鳥を鑑賞できるクッチャロ湖や、ホタテで有名な猿払村、最北端の駅の稚内駅、最果ての地宗谷岬、ノシャップ岬等を観光してきました。
また、美食の宝庫・北海道で三大ガニ(タラバ・ズワイ・毛ガニ)を食べ比べ、天然ホタテやたこしゃぶ、イクラ等の北海道の海の幸を存分に堪能し、グルメ旅を満喫してきました!
第2回目は、紋別市内観光(後半)です。
とっかりセンターでアザラシを鑑賞した後は、引き続き希望者のみのオプション観光。先ずは、氷海展望塔オホーツクタワーへ。
氷海展望塔オホーツクタワー
紋別港からオホーツク海に突き出した防波堤(クリオネフロムナード)を進むと、日本最北・最大規模の海中展望塔オホーツクタワー(地上3階、地中1階)が現れる。
3階フロアが海面から約24メートル、海底階のフロアが海面下約8メートル。
防波堤とは屋根付きの通路で接続されている。1階エントランス。2階には、4Dシアターとオホーツク・ラボがある。4Dシアターは、360度の全周スクリーンによる3D映像と風を使った大迫力の上映が楽しめる。
3階は、展望室と喫茶コーナー。
最上階のパノラマビューからの眺めは圧巻。気象条件が良ければ知床連山が見えることもある。
2階にある観測室では、流氷レーダー画像や気象、海象観測のデータをリアルタイムで表示。
オホーツクタワーの模型も展示されている。
海面下マイナス8メートルのフロア(海底階)に降り立つと、そこは海底洞窟水族館。オホーツクに生息する海の生物が展示飼育されている。
胸ヒレが飛行機の翼のよう。
強面(こわおもて)のオオカミウオ。意外と大人しく、つぶらな瞳がカワイイ。
高さ2メートル、幅1メートルの大型観察窓(日本最大級の水中観察窓)からオホーツク海を眺めることができる。生憎この日は海水が濁っており、何も見えない。
建物の近くの港に流氷砕氷船ガリンコ号IIが停泊している。続いて、流氷科学センターへと向かう。
流氷科学センター
流氷科学センターは、流氷が生まれる仕組みやオホーツク海の環境を学べるだけじゃなく、本物の流氷に触れて「流氷ワールド」を満喫できる体験型施設。
玄関で大きなホッキョクグマの出迎えを受け、早速展示室へ。
展示室では、流氷が生まれる仕組みや、流氷が北海道のオホーツク沿岸まで広がっていく様子など、流氷の基礎知識を学べる。
展示室一の見どころは、「クリオネハウス」。
この水槽には、紋別の海から採取された流氷の天使・クリオネがなんと通年100~500匹も泳いでいる。
水のなかを羽ばたくように泳ぐようすはキュート! なお、近年新種と認定されたものもある。
その他、ドームシアターでは、アストロビジョンにより、雄大な流氷の空撮風景や花の咲き乱れる海岸線などを迫力満点で楽しめた。
館内には、道の駅「オホーツク紋別」も併設されている。
見学を終えて建物の外に出ると、もう日が翳っている。
近くの広場にある「カリヨンタワー」。次は、紋別市立博物館へ。
紋別市立博物館
紋別の基幹産業である漁業の道具や昭和の懐かしい生活用品、東洋一といわれた鴻之舞金山などの資料、ジオラマが展示されている。館内は撮影禁止だが、スタッフによる説明が分かり易かった。
まちなか芸術館
同じスタッフに先導されて、近くのまちなか芸術館へ。「流氷画家」の村瀬真治氏と彫刻家の齊藤顯治氏の作品が展示されている。特に、村瀬真治氏は、厳冬の冷たいイメージの流氷だけではなく、赤や黄色などの色彩を取り入れて温かく幻想的な「流氷」の風景画も残しており、とても興味深かった。
紋別温泉・紋別プリンスホテル
宿泊先の紋別プリンスホテルに到着。繁華街にほど近く、主要な観光施設には車で10分以内。「プリンス」とあるが、添乗員の説明によれば、西武系のプリンスホテルとは関係ないらしい。
紋別で唯一、天然温泉・露天風呂のあるホテル。泉質はアルカリ性低張性冷鉱泉で、肌にやさしく美人の湯とも知られ、神経痛、冷え性などに効果がある。 夕食は、活蟹料理で、特に蟹の刺身、蟹しゃぶ鍋、蟹の天ぷら等、「ズワイガニ」づくし。
蟹しゃぶ鍋、蟹しゅうまい、蟹茶碗蒸し。
ズワイガニは丸々一匹豪快に!
蟹の刺身、蟹の天ぷら、蟹味噌豆腐。
締めは、蟹釜飯。
デザートの牛乳ソフトクリーム。
「ズワイガニ」と天然温泉を思う存分堪能!
翌日は、オホーツク海沿岸を北上し、白鳥を鑑賞できるクッチャロ湖や、ホタテで有名な猿払村を経由して、本土最北端の地宗谷岬を目指します(続く)。
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