昨年の10月末に、人気観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」と「しまかぜ」に乗車し、アインシュタイン博士も宿泊したノスタルジックで格式高い奈良ホテルと、G7伊勢志摩サミットの開催地にもなった志摩観光ホテル ザ クラシックに宿泊しました。第2回目は、奈良ホテルです。
「青の交響曲(シンフォニー)」で終点の吉野駅に到着後、バスで奈良屈指の名宿「奈良ホテル」へと向かう。バスに約1時間半乗車し、東大寺や春日大社のある奈良公園に隣接する「奈良ホテル」に到着。1909年創業で、大正ロマンを感じさせるクラシックでノスタルジックな外観。「関西の迎賓館」と称され、多くの国賓や皇族などか宿泊した由緒あるホテル。
調度品はハイカラ(もはや死語?)で洒落ており、一つひとつにも歴史の重みを感じさせる。ロビー「桜の間」には、アインシュタイン博士も弾いたピアノが展示されている。 ↓アインシュタイン博士の真似をしてみるが、少し猫背で、様にならない(笑)。部屋は、高い格天井にクラシックな照明。茶色の柱に、黄緑色のカーテンが気品高く、木質の家具が落ち着いた雰囲気を醸し出している。夕食は、新館5階にある眺望の良い日本料理レストラン「花菊」で、旬の素材を使った会席料理。
先付、猪口、吸物、お造り、焼物、蒸物、小鉢、煮物、酢物、御飯、デザートと品数が豊富で、彩りも鮮やか。一品毎の量はそれ程でもないが、全体的に上品な味わい。先付の海老やくこの実の雲丹ゼリー寄せ、焼物のあわび朴葉味噌焼き等、独創的で、それぞれが素材を引き立てるような器に盛られ、味覚だけでなく、視覚からも楽しめる。
朝食は、和食かビュッフェのどちらかの選択。和食を選んだので、食事処は昨夜と同じ「花菊」。自家製佃煮やサラダ等の五種盛り、自家製胡麻豆腐、湯葉と餅の生姜風味あん、焚き合わせ、焼き魚、奈良漬け、奈良県産ひのひかりなどの豪華な和朝食。昨夜の夕食よりも、むしろ朝食の方が満足度は高いかも。また、昨夜は見えなかった奈良市街近くの早朝の山々も美しい。朝食後は、ホテル出発前に、近くの東大寺や春日大社へと散策に出かける(続く)。
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