摩周湖
いよいよツアー2日目の観光に出発。先ずは、バスで1時間程で摩周湖へ。昭和42年に布施明の「霧の摩周湖」がヒットしたことで、ずっと自分の中で気になっていた湖。だが、こうして実際に見に来る事が出来るとは思ってもいなかった。早やる気持ちを抑えてバスを降りると、駐車場の脇が第1展望台になっている。湖の湖畔には行けないため、湖面よりも約200m高いこの展望台から、摩周湖を眼下に望むことになる。
霧もなく、摩周湖の大パノラマ風景が広がっている。
絶景の摩周ブルーに感動!!
摩周湖には、注ぎ込む川もなく、湖と言うより、簡単に言えば「水溜り」。しかし、大雨が降っても年間を通して水位がほとんど変わらないらしい。また、「霧が晴れたの摩周湖を見ると婚期が3年遅れる」という都市伝説だったり、カムイシュ島(中島)と呼ばれる島があって、老婆が生き別れた孫を待ち続けて島になってしまったというアイヌ伝説があるのも、湖の神秘性を増幅させている。確かに、他の湖には無い何かが宿っているのかも知れない。
野付半島
摩周湖を後にし、バスに揺られること約2時間、次に向かうは野付半島。野付半島は、知床半島と根室半島の間にある根室海峡に突き出た、全長約26kmの日本最大級の「砂」の半島。地図で見ると鍵状の特異な形をしている。原生林が立ち枯れて荒涼とした「トドワラ」「ナラワラ」の景勝地があり、「この世の果て」と言われる今注目のスポット。
半島内を走っていると、直ぐ右側は氷結した野付湾。
直ぐ左側は海(根室海峡)という何とも不思議な光景!
オジロワシが海を眺めて休息している。
野付湾側では2頭のオスジカ!
半島途中にあるネイチャーセンターの2階で、館内スタッフから野付半島の自然や歴史などの説明を受けた後、建物の外に出ると、そこはどこまでも続く氷平線!!
ここから国後島までは僅か16kmしか離れていない。今回は見れなかったが、野付半島には流氷もやって来るようだ。流氷というと網走等のオホーツク海の印象が強いが、ここでは流氷と国後島とがセットで見られるのが魅力的。なお、「この世の果て」と言われる「トドワラ」は、ネイチャーセンターからさらに歩いて30分の所にあり、今回は時間が無く散策出来なかった。機会があれば、夏頃にでもまた来てみたい。
標津
野付半島を引き返して20分程で、半島の付け根に位置する標津に到着。標津は、アイヌ語で「鮭のいるところ」という「シベ・ツ」が語源らしく、鮭の漁獲量が豊富。そのほか、イクラ、ホタテなども名産らしい。
ここの郷土料理店で昼食。メインの料理は、ウニ・イクラ・ホタテ等の入った五色丼か、鮭のちゃんちゃん焼き・鮭しゃぶ・ホタテの刺身、稚貝汁等の郷土御膳のどちらかを選択。また、どちらを選んでも、オホーツク産毛ガニが付いている。
「ちゃんちゃん焼き」に興味があったので、後者の郷土御膳の方を選択。「ちゃんちゃん焼き」は、鮭と野菜に味噌を加えて焼いたもので、「石狩鍋」「ジンギスカン」と共に北海道の三大郷土料理らしい。毛ガニも頂いてお腹が膨れたところで、慌ただしく、次なる目的地へ出発。
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