宮崎県との県境・高千穂峰の麓に鎮座するパワースポット霧島神宮から、薩摩半島最南端の岬(長崎鼻)まで、鹿児島県を縦断し、15のスポットを巡る3日間のツアーに参加しました。スポットを巡った順に番号で示します。
【ツアー2日目概要】
早朝から⑥曽木の滝や⑦丸池湧水を巡り、昼食は霧島・桷志田で日本初の黒酢レストランで新鮮な寿司ランチ。午後は、⑧有村溶岩展望所で桜島と錦江湾を望み、⑨桜島港からのフェリーで錦江湾を横断し、⑩池田湖や⑫長崎鼻(薩摩半島最南端の岬)で南九州の美しい風景を堪能。また、長崎鼻近くの⑪龍宮神社で参拝。夜は指宿温泉で、薩摩郷土会席を味わい、砂蒸し風呂も体験します。
[2日目](1)
ホテル霧島キャッスルでのバイキング朝食後、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる曽木の滝へと向かいます。
⑥曽木の滝
幅210m、高さ12mの壮大な滝。東洋のナイアガラとも呼ばれ、北薩摩を代表する観光名所として有名。
曽木の滝公園
滝の周辺は自然公園になっており、公園内には、緑結びや安産の神様を配る「清水神社」や、かつて手作業 で掘られたという水力発電用のトンネル、薬草茶などを販売する「野草楽草館」が点在しています。
公園内を通り、滝展望台へと向かいます。
滝展望台
滝展望台からの眺望。大口盆地の中央を川内川とその支流が流れ、市の南西部で一大瀑布「曽木の滝」となって鶴田ダムへとそそいでいます。奇岩のそそり立つこの滝は、迫力満点です。
新曽木大橋
一級河川川内川に架けられた橋長204mの斜張橋。
清水神社
滝見学後は、階段を登って同じく公園内にある清水神社へと向かいます。
由緒書
『当神社は、「縁結び・安産・文筆の神」として、1000有余年、滝と観音渕を望める 絶景の地に鎮座されていたが曽木の滝の観光開発の為現在の場所に移されました。
昔から神社は出会いの場と謂れ、殊に祭りの日は、夜更けまで神楽が有り、境内は多くの人々で賑わったと伝えられています。
神社と曽木の滝は一体として崇敬され 今より約890年前、性空上人が神社に参り歌を詠まれています。
又、天正15年5月豊臣秀吉公が関白陣よりの帰途境内から滝を見物されたと伝えられています。』(原文ママ)
御祭神:瀧津姫命(タギツヒメノミコト)
タギツヒメは宗像三神のうち1人の神として有名です。アマテラスとスサノオの誓約の段で、アマテラスがスサノオの十束剣を口に含み、三つにかみ砕き吐き出した霧から宗像三女神を生み、スサノオの物実から生まれたのでスサノオの子であると宣言されました。
⑦丸池湧水
「日本名水百選」のひとつに選ばれている丸池湧水は、霧島山麓に降り注いだ雨水が約35年の歳月を経て地中に流れこんこんと湧き出ています。
霧島山麓丸池湧水は、鹿児島県姶良郡湧水町木場地内、最寄り駅はJR肥薩線栗野駅です。
丸池湧水の1日の水量は約2〜6万トンにも及び、名水の中でも豊富な水量を誇っています。水温も1年中約16〜18度と安定しているため、季節を問わず多くの観光客が名水を求めて訪れます。また、町の生活用水に利用されています。
霧島山麓丸池湧水は、47.0mgの軟水でシリカ、サルフェート成分が多く含まれ、コラーゲンを助長する働きや、新陳代謝を高める作用があります。
昼食
昼食は、日本初の黒酢レストラン、霧島•桷志田(かくいだ)。
「桷志田」の名前の由来は、江戸時代に上級武士が上納を逃れるために作った水田、「隠し田んぼ」。「隠し田んぼ」から転じた「角志田」と呼ばれる地名が残り、それが「桷志田(かくいだ)」の名前の由来となったと言われています。
店の周りには、黒酢作りの為のアマン壺(薩摩焼でできた壺)が所狭しと並んでいます。
この辺りの鹿児島県霧島市福山町では、原料を壷に仕込んだ後、作業は全てかめ壷の中で行うという、世界的にも珍しい壺を用いた独特な製法で黒酢造りが行われています。
昼食は、新感覚のにぎり寿司。ネタは鹿児島近海で獲れた新鮮なお魚、しゃりには「すし黒酢」を使用しています。
⑧有村溶岩展望所
1946年の大爆発で流出した溶岩原の小高い丘にある展望所。全長1kmに及ぶ溶岩遊歩道の途中にあり、世界的活火山「桜島」の迫力と錦江湾を手にとるように望むことができます。
一面に広がる溶岩原と、その上に根を張るクロマツが、非日常の景色を作り出しています。
この日は生憎の雨でしたが、全長約1kmの遊歩道からは、山のみでなく、錦江湾も一望でき、天気がよければ開聞岳まで望むことができます。
2つの山が並ぶ複合火山・桜島は、見る場所によって全くその姿が変わる。ここから眺める桜島は、見慣れた横長の桜島とは違った円錐型。他のポイントと異なる様相を呈しています。
遊歩道上には、桜島に由来する句碑・歌碑も点在するため、文学散歩も楽しめます。
⑨桜島フェリー
桜島港からフェリーで錦江湾を横断し、鹿児島港へ。
桜島フェリーは、鹿児島港と桜島港を24時間年中無休で運航するカーフェリー。鹿児島薩摩半島と大隅半島を結ぶ大動脈として、人々の頼もしい足となっています。
バスごとフェリーに乗車。
一旦、バスから一旦降りてフェリーの展望スペースへと向かいます。
桜島港を出港。
船から、錦江湾の景色を一望。
わずか15分で鹿児島港に到着。
鹿児島市街地を通過。
錦江湾公園ロケット広場。
この後、九州最大のカルデラ湖の⑩池田湖へ向かいます(続く)。
コメント