今から丁度30年前にペルーに行って、マチュピチュ遺跡、チチカカ湖、ナスカの地上絵等を見てきました。
旅の概要ですが、①ペルーの首都リマ、②インカ帝国の首都クスコ、③空中都市マチュピチュ、④チチカカ湖畔の街プーノ、⑤砂漠上の地上絵で有名なナスカの順に回りました。 第3回目は、④プーノ(チチカカ湖)です。
[4日目]
クスコ早朝発の高原列車に乗り、10時間程度掛けて、のんびりとチチカカの街プーノへ。
車窓からは、牧歌的な風景がどこまでも続く。
途中、シクアニ駅(標高3552メートル)で休憩。
早速、子供達がお菓子や民芸品を売りに来る。
電車がどんどん高度を上げていくにつれ、景色も荒々しい風景に。
最高地点の峠にあるラ・ラヤ駅(標高4335メートル)で休憩。
勇姿を表すアンデスの山々。
のどかな午後のひととき。
ようやく、チチカカ湖が見えてきた。
夕暮れ時の神秘的で幻想的なチチカカ湖。
チチカカ湖は、富士山よりも高い標高3812メートルにあり、琵琶湖の約12倍の大きさ。ケチュア語で「チチ」はピューマ、「カカ」は石を意味しているらしい。が、しかし、インカの祖先は日本人であり、チチカカ湖はチチ(父)、カカ(母)の意味だという説もあるようだ。
チチカカ湖畔の街プーノに到着後、チチカカ湖に浮かんだエステベス島に建つホテル、イスラ・エステベスへ。
[5日目]
早朝、部屋から眺めるチチカカ湖の景色も素晴らしい。
ホテル前では、土産用のカラフルな織物が並んでいる。
ホテル近くの桟橋から、ボートでトトラ(葦)の島、ウロス島へと向かう。
チチカカ湖の湖面は濃い青色で、神秘性を増幅させている。
ウロス島の展望台が見えてきた。
ウロス島
ウロス島に上陸。クッションの上を歩いている様な、不思議な感覚。
ウル族のおばちゃん達がインカ独特の織物でお迎え。
トトラで作った家。
展望台に登ってみる。
展望台から観ると、結構、住居が密集している。
島はトトラだらけ。
島の女の子。
我々とルーツは同じ?
タキーレ島
子供達の漕ぐバルサ(トトラの船)に乗って、タキーレ島へ。
日本の家のような屋根。
家の中は、意外にもコーラの瓶だらけ(笑)
チチカカ湖で生息する魚。
トトラのクッションは居心地良さそう。
トトラを束ねた船、バルサ。
添乗員(真ん中の女性 )が持っているトトラ。皮を剥いてかじると、ほんのり甘く、おやつにもなる。
一旦ホテルへと戻って昼食後 、専用バスで、プーノから約30キロ離れたシユスタニの遺跡へと向かう。
湖と山の町、プーノ。
リャマ、アルパカの群れ。
シユスタニの遺跡
シユスタニの遺跡は、プレ・インカ時代のチュウラホン文化からインカ時代にかけて造られた石塔墳墓群。ウマヨ湖に突き出た半島の丘の上にある。入場口から遺跡までは多少距離があり、丘を登っていく。
蒼く輝くウマヨ湖。神秘的で鏡のような美しさに目を奪われる。
丘の途中にある、渦巻き模様が彫られたパワーストーン。石に方位磁石を近づけると針がグルグル回るらしい。
丘の上は広場になっており、チュルパと呼ばれる円筒状の墳墓が30個以上も点在している。
比較的大き目の保存状態良好なチュルパ。
東側の最下段には、小さな窓(入り口)があり、冬至の日には、太陽の光がきっちりと差し込むようになっている。
どのチュルパにも、東側に小さな窓が開いている。
最大級のチュルパ。高さ約12メートル、周囲が約7メートルもある。
残念ながら、反対側は外壁が崩れて内部が露呈している。雷などの自然現象によるものか、あるいはスペイン軍により副葬品目的で破壊されたのか。
丘の裏手側には、ウマヨ湖の真ん中に、テーブルのような平らな頂きを見せるウマヨ島が見える。UFOの発着陸場所のようだ。
作りかけの角柱型チュルパ。
不思議な形の石が散乱している。ストーンサークルの様にも見える。
丘を下り、専用バスへと向かう。夕暮れ時とも相俟って物寂しげな感じ。
プーノのホテルへと戻る。途中の風景も何だか寂しさを感じさせる。
次回は、リマ市内観光とナスカの地上絵です(続く)。
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