日本本土最北端の旅〜紋別、クッチャロ湖、猿払、宗谷岬、稚内、ノシャップ岬〜(5:最終回)

クラブツーリズム

約1年振りの北海道、紋別からオホーツク海沿岸を北上して、白鳥を鑑賞できるクッチャロ湖や、ホタテで有名な猿払村、北の最果て宗谷岬、ノシャップ岬、最北端の駅の稚内駅等を観光してきました。

また、美食の宝庫・北海道で三大ガニ(タラバ・ズワイ・毛ガニ)を食べ比べ、天然ホタテやたこしゃぶ、イクラ等の北海道の海の幸を存分に堪能し、グルメ旅を満喫してきました!

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第5回目(最終回)は、 ノシャップ岬〜旧瀬戸邸〜稚内駅です。

[3日目]

サフィールホテル稚内で朝食。和食と洋食を選べるので和食を選択。

f:id:YOSHI88:20210216115856j:plain礼文産真ほっけに、肉じゃが、ふきの煮物、豆腐と、苫前産ななつぼし米のご飯。

f:id:YOSHI88:20210217121414j:plain朝食後は、稚内市街の北端にあるノシャップ岬へと向かう。

ノシャップ岬

日本海と宗谷湾を区切る岬がノシャップ岬(野寒布岬)。ノシャップは、アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」の意味で、根室にある日本最東端の納沙布(のさっぷ)岬と同じ語源。ここが日本最北端の地でも良い気がするが、緯度的には宗谷湾を隔てて相対する宗谷岬の方がやや北に位置している。

f:id:YOSHI88:20210216120010j:plainホテルから数十分で、ノシャップ岬のある公園向かいの土産屋「あきかわ屋」に到着。

恵山泊漁港公園

f:id:YOSHI88:20210216115938j:plain雪に覆われているこのスペースは、恵山泊漁港公園。

イルカのモニュメント

f:id:YOSHI88:20210216120449j:plain公園内を進むと、イルカのモニュメント。時計もある。ここは、夕陽のビューポイントとしても知られている。ここの夕焼け時の写真を見たが、プールで水球ボールと戯れているイルカのシルエット絵になっていた!

 ノシャップ岬の碑

f:id:YOSHI88:20210216120517j:plain公園内の左隅には、「ノシャップ岬」と書かれた木造の碑がある。

f:id:YOSHI88:20210216120541j:plain天気が良ければ、ここから近くにある利尻島利尻富士を望むことができるのだが、残念ながら何も見えない。

稚内灯台

f:id:YOSHI88:20210216120357j:plain公園の近くにある稚内灯台は「日本の灯台50選」の一つ。塔高42.7mであり、北海道内では1番、日本中でも島根県の「出雲日御碕灯台」に次いで2番目の高さを誇る。赤と白のツートンカラーは宗谷岬灯台と同じで、工場の煙突のように目立っている。塔の先端付近に一羽のカモメ。 

 白い灯台(恵山泊港西防波堤灯台)

f:id:YOSHI88:20210216120730j:plain「ノシャップ岬の碑」から海を眺めると、白く小さな灯台が見える。調べてみると、平成4年に点灯した新しい灯台で、「恵山泊港西防波堤灯台」というらしい。稚内灯台とは対照的にひっそりと佇んでいるが、こちらの方が北の最果て灯台のイメージに合致する。なお、こちらにも一羽のカモメが翔んでいる。

旧瀬戸邸

f:id:YOSHI88:20210216121014j:plain旧瀬戸邸は、稚内が底曳(そこびき)漁業の前線基地として活気に満ち溢れていた昭和20年代に、沖合底曳漁業の親方「瀬戸常蔵」の邸宅として建てられた。和洋折衷の近代和風建築として、平成25年に稚内市で初となる国の「登録有形文化財」に登録されている。

f:id:YOSHI88:20210218184716j:plain平成24年に一般公開されたこの邸宅内は、とにかく広い!一階だけでも、和室5部屋に、さらに茶室と洋室を加えて計7部屋もある。二階にも和室5部屋と洋室がある。

f:id:YOSHI88:20210218184546j:plain当時の宴席風景が再現されている部屋や、

f:id:YOSHI88:20210218184618j:plain曳船の模型を展示した部屋などがあり、底曳漁業て反映した稚内の歴史を感じる施設となっている。また、茶室や欄間、天井板など細部まで凝った造りは見応えたっぷり。

稚内

f:id:YOSHI88:20210216121227j:plain宗谷本線稚内駅は、日本最北端の駅。戦前運航されていた、樺太と結ぶ鉄道連絡船「稚泊航路」の稚内港駅が前身になっている。なお、現在の駅舎は4代目。

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駅舎は立派だが、田舎のバス停のようなスカスカの時刻表(笑)

f:id:YOSHI88:20210218194815j:plainみどりの窓口にも社員が不在。なお、日本国内最南端のみどりの窓口設置駅となる鹿児島県の指宿駅と「姉妹駅」提携を結んでいる。

f:id:YOSHI88:20210216121320j:plain窓越しに見る「最北端の線路」の看板。他方、最南端は、鹿児島の指宿枕崎線西大山駅

f:id:YOSHI88:20210216121352j:plain平成22年1月31日には2番線が廃止され、現在は単線の駅。

f:id:YOSHI88:20210216121714j:plain平成24年に駅舎は全面リニューアルされ、駅舎を含めた「道の駅わっかない」がオープンしている。

f:id:YOSHI88:20210216121520j:plain駅構内にある「ワッカナイセレクト」に入ってみる。

f:id:YOSHI88:20210216121617j:plain土産物が売っている他、コーヒー等の軽食や食堂がある。ここで帰路の機内食用にサンドイッチを購入。

f:id:YOSHI88:20210216122114j:plain バスで15分程乗車して稚内空港に到着。

f:id:YOSHI88:20210216122248j:plain天気が心配だったが欠航はしておらず、多少の遅れはあったものの、稚内空港11:50発のANA4842便と新千歳空港13:30発のANA64便で無事に帰京。

(終わりに)

今回の2泊3日のツアーは、テレビの「ハーフタイムツアーズ」で女優の高橋由美子さんが美味しそうにカニを食べているのを見て急遽参加したものですが、3大カニ(タラバガニ・ズワイガニ・毛ガニ)を様々な食べ方で食し、肉厚な猿払産天然ホタテやたこしゃぶ等の北海道の海の幸を存分に堪能できました。また、広大なオホーツク海や、宗谷湾、クッチャロ湖などの自然に触れて癒され、真冬の北海道を満喫できました。

北海道には、本土最東端の地(納沙布岬)と最東端のJR駅(東根室駅)、本土最北端の地(宗谷岬)と最北端のJR駅(稚内駅)があるが、共に訪ねることが出来て大満足!今度旅行が出来るようになったら、本土最南端(波照間島)と最西端(与那国島)にもトライしたいものです。

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