日本の北の最果てにある2つの離島、利尻島と礼文島。
利尻島は日本百名山のひとつ「利尻富士」を抱く雄大な眺望、礼文島は「花の浮島」とも呼ばれ自然の見どころに溢れた絶景と彩りが魅力です。
通常、この2つの島に行くには北海道•稚内からのフェリーを利用しますが、今回、新千歳空港から利尻までの往復便を利用した2泊3日のツアーで効率良く2島を廻ってきました。
羽田空港から9:00発のANA55便で、北海道へ。約1時間30分で新千歳空港に着陸し、さらに12:50発のANA4929便に乗り換え、約1時間で利尻空港へ。
ここから、旅のスタートです。
[1日目](利尻島)
日本の北のてっぺん稚内市から西へ約52km。「利尻島」は、アイヌ語で「リイシイ(高い山の島)」を意味する、周囲約60kmの小さな島。車で1時間30分程で一周できます。
豊かな自然の美しさと、日本百名山のひとつ「利尻富士」の雄大な眺望で知られ、広大な大海原、色とりどりの花々、島のあちこちで臨むことができる利尻富士など多くの絶景に出会えます。
富士野園地
空港から車で約5分の場所にある、利尻島北部のエゾカンゾウの大群生地。初夏に橙黄色の花が咲くユリ科の植物で、6月~7月に見ごろを迎えます。
ここからは、ウミネコが集団で巣を作ることで知られるポンモシリ島を間近に見ることができます。
駐車場から展望台まで遊歩道が設けられており、草原の中を歩きながら段々と展望台へと登っていきます。
展望台からは利尻富士の雄大な姿をはじめ、360度の眺望を堪能できます。
沓形岬(くつがたみさき)公園
続いて、利尻島に2つあるフェリーターミナルのひとつ「沓形港フェリーターミナル」近くの公園へと向かいます。
利尻町出身の作詞家・時雨音羽の詩碑が建ち、その歌詞にある一節から「どんと岬」とも呼ばれています。
展望台からは隣の礼文島を一望することができます。
利尻富士は、残念ながら、頂上が雲で隠れてしまっています。
公園から岩間に至る一帯ではクロユリ、エゾカンゾウ、ハマナスなど各種海岸植物や岩コケを見ることができ、夕陽の絶景ポイントとしても人気の場所。
次に、近くの沓形港からフェリーに乗って早くも利尻島を後にし、約45分で礼文島の香深港へと向かいます。なお、利尻島の本格的な観光は、3日目に行います。
[1日目](礼文島)
礼文島は、稚内市の西方60キロメートルの日本海に位置する最北の離島。
「花の浮島」とも呼ばれ、6月から9月にかけては約300種類もの原生の花々が海岸線近くまで咲き乱れ、島に彩りを添えます。可憐な花々を見ながら自然スポットを巡る島内ハイキングがオススメです。
礼文島のターミナルに着いても、利尻富士が大きく存在感を放っています。
三井観光ホテル
宿泊は、香深港から車で約2分(徒歩で約20分)の三井観光ホテル。
夕食
夕食は、周辺の海でとれた北の幸と、ほっけのちゃんちゃん焼。
[2日目](礼文島)
早朝、部屋から望む利尻富士。
昨日は雲で覆われていた頂上もはっきりと姿を現し、神々しい光景です。
朝食
朝食後は、いよいよ礼文島の観光のスタートです(続く)。
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