海外旅行回想録1989年〜トルコ編(2)

トルコ

今から30年程前、初めての海外旅行で、いきなりトルコへ行きました。

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初回は①イスタンブールから②トロイまで移動しましたので、今回は、③ベルガマ遺跡です。

ベルガマは、古代ギリシャ語でペルガモンと呼ばれ、第2のアテネと言われるほど栄えていようです。アレクサンダー大王の遺産を継ぎ、紀元前281年に建国されたペルガモン王国の壮大な遺跡アクロポリスや、ローマの医療施設アスクレピオン等、見応えのある遺跡を紹介します。 

アクロポリス

ベルガマの丘陵地帯をバスで登って行った所に都市遺跡群が点在している。 f:id:YOSHI88:20200627104354j:plainf:id:YOSHI88:20200627104500j:plain
現地には、当時の復元図が掲示されている。f:id:YOSHI88:20200625125040j:plain

 この中でも、丘の急斜面を利用して造られた扇型の大劇場が圧巻です。

大劇場

f:id:YOSHI88:20200625124851j:plain劇場遠景。観客席は80段、2つの踊り場で3つの部分に分けられており、約1万人が収容可能。

f:id:YOSHI88:20200625124926j:plain劇場最上部。

f:id:YOSHI88:20200625124957j:plainかなりの急斜面を下まで降りてステージから見上げてみると、劇場の大きさを体感できる。下部の貴賓席は大理石造り。

トラヤヌス帝神殿

 劇場の上方には、トラヤヌス帝神殿がある。f:id:YOSHI88:20200625124747j:plain大理石で造られた真っ白な神殿。美しい列柱が復元されている。

f:id:YOSHI88:20200625124557j:plain青空に浮かぶ純白のコリント式支柱が印象的。

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アスクレピオン(医療センター)

アクロポリスからバスで10分程で、古代世界の医療センター・アスクレピオンへ。

アスクレピオンは、ギリシャ神話の医学の神、アスクレピウスに由来する遺跡。紀元前4世紀には、ここで医療が施されていたらしい。f:id:YOSHI88:20200625125155j:plain聖なる道。ブロック状の石が敷き詰められ、両側には、所々に石柱が残っている。

f:id:YOSHI88:20200625125355j:plainこちらは、イオニア式の列柱。

f:id:YOSHI88:20200625125454j:plainプロピロン(前門建築)。再生のシンボルとしての蛇を施した円柱が残っている。

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北側の歩廊部分に残っている列柱群。

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f:id:YOSHI88:20200625125634j:plainこちらにも劇場がある。音楽療法なども行われていたようだ。

f:id:YOSHI88:20200625125300j:plainテレスポロス神殿(診療所)。実際に治療が行われていた場所。2階建の建物の1階部分が残っている。その他、図書館や聖なる泉、地下道等もあり、総合医療センターとして繁栄していたのだろう。

このベルガマ遺跡では、土産品として実験・調剤用のメノウ乳鉢を買ったが、使わないまま、何処かに失くしてしまった。 

 イズミール

ベルガマ遺跡観光後は、宿泊場所のイズミールへ。 イズミールは、エーゲ海観光の拠点となるヨーロッパの雰囲気漂う洒落た街。f:id:YOSHI88:20200625130020j:plain宿泊ホテル、エタップ・イズミールからの夜景。前日のホテルとは異なり、部屋にはテレビ・冷蔵庫も有るし、浴室にはバスタブも付いている。

明日(4日目)は、ツアー前半のハイライト、エフェス遺跡へ(続く)。

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